ヘパリン滴定によるカートリッジ式微量血液凝固計の有用性の検討
手術および集中治療領域において体外循環装置を使用する場合, また, 心筋梗塞や肺梗塞など血栓生成に起因すると考えられる疾患に対する治療の際など, ヘパリンその他の血液凝固阻止剤は広く用いられている. これらの抗凝固療法を施行中には血液凝固能に関するモニタリングは欠かすことができない. 中でも活性化凝固時間(ACT)はベッドサイドで簡便に, かつ迅速に結果を得ることができる重要な検査法である. 従来のACT測定装置は血液サンプルを凝固活性化物質が入ったテストチューブに入れ, チューブ内で攪拌棒を回転させ, 凝固により停止するまでの時間を測ることにより測定していた. 最近では, 小型カートリッジに...
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Veröffentlicht in: | 医科器械学 2004/09/01, Vol.74(9), pp.473-475 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 手術および集中治療領域において体外循環装置を使用する場合, また, 心筋梗塞や肺梗塞など血栓生成に起因すると考えられる疾患に対する治療の際など, ヘパリンその他の血液凝固阻止剤は広く用いられている. これらの抗凝固療法を施行中には血液凝固能に関するモニタリングは欠かすことができない. 中でも活性化凝固時間(ACT)はベッドサイドで簡便に, かつ迅速に結果を得ることができる重要な検査法である. 従来のACT測定装置は血液サンプルを凝固活性化物質が入ったテストチューブに入れ, チューブ内で攪拌棒を回転させ, 凝固により停止するまでの時間を測ることにより測定していた. 最近では, 小型カートリッジに微量の血液を滴下することによって測定することができる新しいACT測定装置も使用されるようになっている. 今回, われわれは, in vitroでヘパリン濃度を変化させた血液サンプルを用い, 小型のカートリッジ式微量血液凝固計と従来のACT値を比較し, 有用性について検討した. |
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ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.74.9_473 |