(P1)再生器材の洗浄,滅菌方法について-歯科用切削バーの劣化の比較
〔目的〕当院の歯科診療における外科用切削バーの管理方法として感染対策の考えからウォッシャーディスインフェクターによる洗浄処理を行った後, 低温プラズマによる滅菌を行っている. しかし, 近年診療中のバーの破折によるインシデントが増加する傾向にある. 本研究では, バーを再利用する際の洗浄, 滅菌方法について, 上記2種類を含む計4種類を選択し, バーを劣化させる工程を明らかにするための試験を行ったので報告する. 〔方法〕埋伏歯の抜歯処置に用いられる未使用ゼックリアバー(デンツプライ, 主成分炭化タングステン)の洗浄, 滅菌を以下に示した方法で行った後に電子顕微鏡にてバーの表面を観察した. 試験...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕当院の歯科診療における外科用切削バーの管理方法として感染対策の考えからウォッシャーディスインフェクターによる洗浄処理を行った後, 低温プラズマによる滅菌を行っている. しかし, 近年診療中のバーの破折によるインシデントが増加する傾向にある. 本研究では, バーを再利用する際の洗浄, 滅菌方法について, 上記2種類を含む計4種類を選択し, バーを劣化させる工程を明らかにするための試験を行ったので報告する. 〔方法〕埋伏歯の抜歯処置に用いられる未使用ゼックリアバー(デンツプライ, 主成分炭化タングステン)の洗浄, 滅菌を以下に示した方法で行った後に電子顕微鏡にてバーの表面を観察した. 試験1. ウォッシャーディスインフェクター処理93℃ 10分×30回. 試験2. 中性酵素性洗剤超音波洗浄 15分×30回. 試験3. 高圧蒸気滅菌135℃ 7分×30回. 試験4. 低温プラズマ滅菌×30回. 〔結果および考察〕上記の試験後に電子顕微鏡にて各切削バーの表面性状を観察, 比較した結果, 低温プラズマ滅菌法では多数の亀裂が確認された. よって, 使用済みバーの破折の原因として低温プラズマ滅菌工程の影響が大きいと考えられる. |
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ISSN: | 0385-440X |