41.大学病院手術室リニューアル後の空調設備の特徴と運用(第78回日本医科器械学会大会)

自治医科大学附属病院は平成14年8月にリニューアルされた. 手術室の空調は患者入室時に暖かく, 手術中は涼しく, 麻酔覚醒時は再び暖かく調節されるのが通常であるが, リニューアル後の手術室空調の快適な運用が確立されるのに稼動開始後2ヶ月を要した. 新手術室空調設備運用上の問題点をチェックし, 手術室空調の快適な運用法について検討した. 手術室は8階建て新館の3階にあり, 稼動17室と将来稼動用2室の合計19室が確保されている. 2階は中央材料室, 更衣室, 手術部管理部門などで, 4階が手術室の空調器械室階となっている. (1)4階空調器械室では, 下階(3階)手術室の顕微鏡に空調機の振動が伝...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 2003/10/01, Vol.73(10), pp.553-554
Hauptverfasser: 粕田, 晴之, 緑川, 由紀夫, 樋山, 和広, 前田, 孝雄, 堀田, 訓久, 村石, 修, 鈴木, 和一, 野々瀬, 恵司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:自治医科大学附属病院は平成14年8月にリニューアルされた. 手術室の空調は患者入室時に暖かく, 手術中は涼しく, 麻酔覚醒時は再び暖かく調節されるのが通常であるが, リニューアル後の手術室空調の快適な運用が確立されるのに稼動開始後2ヶ月を要した. 新手術室空調設備運用上の問題点をチェックし, 手術室空調の快適な運用法について検討した. 手術室は8階建て新館の3階にあり, 稼動17室と将来稼動用2室の合計19室が確保されている. 2階は中央材料室, 更衣室, 手術部管理部門などで, 4階が手術室の空調器械室階となっている. (1)4階空調器械室では, 下階(3階)手術室の顕微鏡に空調機の振動が伝わらないように, 空調機を上階(5階)スラブから吊るす構造になっている. (2)手術室ごとに空調機が設けられ, 各手術室内の設定器で空調機の運転/停止及び室内温度の設定がようになっている. (3)手術室系統の外気処理空調機は4系統あり, 陰圧陽圧可変型の手術室を除く16の手術室の空調機へ処理された外気を供給する. 陰圧陽圧可変型の手術室は, 単独に外気を取り入れる完全独立型の空調機系統となっている.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.73.10_553