34.シリンジポンプにおけるバッテリー劣化評価の検討(第78回日本医科器械学会大会)

当院ではME機器の中央管理を行っているが, 機器の貸出は原則患者ごととしており, 使用が終わった機器は他患者に使用せず, 臨床工学課へ返却するようにしている. 輸液ポンプシリンジポンプは貸出件数の割合が最も多く, 長期の薬剤投与を必要とする場合を除いて, 1週間前後で返却される. 返却時の点検においてシリンジポンプのバッテリーインジケータが十分に充電しても3個すべて点灯しないものがある. その大半は2000年対策でバッテリーの一斉交換を行った機器であり, 年数が経過しバッテリーが劣化したためと考えられる. バッテリーの劣化評価のために実施するバッテリーチェックによるダウンタイムは48時間以上と...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 2003/10/01, Vol.73(10), pp.541-542
Hauptverfasser: 中川, 麻衣, 山田, 秀樹, 前田, 直樹, 齋穏寺, 妙美, 瀬尾, 敏志, 蔦本, 昌志, 奥田, 真吾, 松島, 安幸, 渡邊, 登
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院ではME機器の中央管理を行っているが, 機器の貸出は原則患者ごととしており, 使用が終わった機器は他患者に使用せず, 臨床工学課へ返却するようにしている. 輸液ポンプシリンジポンプは貸出件数の割合が最も多く, 長期の薬剤投与を必要とする場合を除いて, 1週間前後で返却される. 返却時の点検においてシリンジポンプのバッテリーインジケータが十分に充電しても3個すべて点灯しないものがある. その大半は2000年対策でバッテリーの一斉交換を行った機器であり, 年数が経過しバッテリーが劣化したためと考えられる. バッテリーの劣化評価のために実施するバッテリーチェックによるダウンタイムは48時間以上と非効率的であり, 作業効率の向上の為にバッテリーの劣化評価を簡易的に行う方法を検討してきた. 今回, バッテリーインジケータがあるシリンジポンプ(TE-311:テルモ社製)においてインジケータを指標にした簡易的バッテリー劣化評価をする為のフローチャートを作成し, それに基づいてバッテリー交換を行うようにした. これによりバッテリーの劣化評価によるダウンタイムが従来の約半分になった. フローチャートによるバッテリー劣化の判断についての有用性を調べるためバッテリー運転時間の計測を行った.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.73.10_541