クラス6ケミカルインジケーターの有効性についての検証

現在, 医療機関において滅菌工程を確認する手法としてバイオロジカルインジケーター(以後BIと略す)とケミカルインジケーター(以後CIと略す)が用いられている. BIは選択した滅菌法に対して最も抵抗性の高いものを指標菌として, その菌の生育の有無により滅菌工程の成否の確認を行っている. 非常に理解し易い概念であり多くの医療機関で用いられている. しかし問題点が全く無いということでは無く, 大きな問題点として結果の判定に培養を必要とし, その為判定までに日数を要する. 現在, CIは滅菌工程の成否を確認するものというよりは, 滅菌工程を通過したか否かを確認するものとして使用されていることが多いのが...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 2002-10, Vol.72 (10), p.531-532
Hauptverfasser: 城之内幸宏, 柴田勝, 浅岡伸太, 森川実, 川上実
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:現在, 医療機関において滅菌工程を確認する手法としてバイオロジカルインジケーター(以後BIと略す)とケミカルインジケーター(以後CIと略す)が用いられている. BIは選択した滅菌法に対して最も抵抗性の高いものを指標菌として, その菌の生育の有無により滅菌工程の成否の確認を行っている. 非常に理解し易い概念であり多くの医療機関で用いられている. しかし問題点が全く無いということでは無く, 大きな問題点として結果の判定に培養を必要とし, その為判定までに日数を要する. 現在, CIは滅菌工程の成否を確認するものというよりは, 滅菌工程を通過したか否かを確認するものとして使用されていることが多いのが現状である.
ISSN:0385-440X