人工呼吸器の遠隔監視の試み

心電図や血圧などの生体情報に比べ, 医療機器の作動中のデータなどは, ベットサイドでのモニタリングが一般的で中央監視は困難である. しかし, 安全な患者監視システムとしては, 患者データや医療機器データなど含め総合的に管理を行う必要性があると思われる. そこで, 今回, 人工呼吸器EVITA(以後EVITAと略す)の患者データ及び, 装置データなどをパーソナルコンピュータ(以後PCと略す)を用いて, 転送を試みたので報告する. 【方法】 ドレーゲル社製のPC用プログラム, エビタビュを用いて図1のようにエビタのRS-232Cポートから装置データをデータ取得用のPCに取り込んだ. 次に監視用PC...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 2001-10, Vol.71 (10), p.557-558
Hauptverfasser: 山香修, 坂本浩平, 渕上加奈子, 福澄洋一, 菅井実, 松田和久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:心電図や血圧などの生体情報に比べ, 医療機器の作動中のデータなどは, ベットサイドでのモニタリングが一般的で中央監視は困難である. しかし, 安全な患者監視システムとしては, 患者データや医療機器データなど含め総合的に管理を行う必要性があると思われる. そこで, 今回, 人工呼吸器EVITA(以後EVITAと略す)の患者データ及び, 装置データなどをパーソナルコンピュータ(以後PCと略す)を用いて, 転送を試みたので報告する. 【方法】 ドレーゲル社製のPC用プログラム, エビタビュを用いて図1のようにエビタのRS-232Cポートから装置データをデータ取得用のPCに取り込んだ. 次に監視用PCとデータ所得用PCを内線電話回線を経由してネットワークに接続し, 監視用PCからデータ取得用PCを市販のデスクトップオンコールというプログラムを用いて, リモートコントロールし遠隔監視を行った. この方法は, フロアー(階)による制限はうけないが, 監視中は内線電話が使用出来ないことや, 内線電話とデータ取得用PC間が有線の為, 場所が制限されるなどの問題点も生じた.
ISSN:0385-440X