21世紀の看護と医科器械

看護婦からみた将来の夢のほとんどの部分は, 人的により豊かでありたいということが占めている. それは欧米に比べてあまりにも貧困な1患者あたりの看護婦数である. 看護婦数の不足は看護の質の保証に障害を来たし, それはとりも直さず患者が良い看護を受けられないということである. そしてもう一方では看護に必要とされる機器が整備されることである. 患者の最も身近にいる看護婦の夢は, 良い機器がシステム化され看護婦不足の状況があっても患者の満足する看護を提供することである. 1)医療機器が使用される医師によって異なることの弊害は大きく, 看護婦が振り回されないように標準化されないものか. 2)医療機器の桁...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 1998, Vol.68 (4), p.160-160
1. Verfasser: 三宅寿美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:看護婦からみた将来の夢のほとんどの部分は, 人的により豊かでありたいということが占めている. それは欧米に比べてあまりにも貧困な1患者あたりの看護婦数である. 看護婦数の不足は看護の質の保証に障害を来たし, それはとりも直さず患者が良い看護を受けられないということである. そしてもう一方では看護に必要とされる機器が整備されることである. 患者の最も身近にいる看護婦の夢は, 良い機器がシステム化され看護婦不足の状況があっても患者の満足する看護を提供することである. 1)医療機器が使用される医師によって異なることの弊害は大きく, 看護婦が振り回されないように標準化されないものか. 2)医療機器の桁はずれた高値は治療や看護の質に影響を与えていないか. 3)医療機器は使い手あるいは患者のどの部分に焦点を当てて制作されているのか. 4)看護婦に便利な機器がより多く制作されてもよいのではないか. 5)医療環境の多くの狭間業務を看護婦のみが負わなくてもよいシステムや機器がより多くあってもよいのではないか. 6)看護業務の支援ロボットの開発はできないのか. 7)その他 看護は最新の医療機器や優秀なロボットでも代行できない業務を担っている. 真に必要とされる時に看護の手や技術や知識を補助してくれるシステムを夢みている.
ISSN:0385-440X