移動アームスタンド式TVカメラ装置の製作

固体撮像デバイス(CCD)小型カラーテレビカメラにより高画質な映像が簡単に得られるようになった. 医療においてはすでに内視鏡, 医療用顕微鏡, X線部門の診断や記録に幅広く活用されている. 我々は開心術の際, 術中の映像モニターによる情報提供によって人工心肺操作の適切な措置の向上につながることを経験している. 現在, 手術中の記録用TV録画の需要が増加する傾向にあり, 簡単に利用できる移動式TVカメラ装置を製作した. 当科で検討した装置の条件は次の通りである. (1)小型で扱いやすく移動できる. (2)手術記録として十分な色調, 解像度を有する. (3)無影灯の操作位置と無関係にカメラアングル...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 1995/03/01, Vol.65(3), pp.126-128
Hauptverfasser: 菅原, 時人, 与坂, 定義, 中島, 進, 松本, 利光
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:固体撮像デバイス(CCD)小型カラーテレビカメラにより高画質な映像が簡単に得られるようになった. 医療においてはすでに内視鏡, 医療用顕微鏡, X線部門の診断や記録に幅広く活用されている. 我々は開心術の際, 術中の映像モニターによる情報提供によって人工心肺操作の適切な措置の向上につながることを経験している. 現在, 手術中の記録用TV録画の需要が増加する傾向にあり, 簡単に利用できる移動式TVカメラ装置を製作した. 当科で検討した装置の条件は次の通りである. (1)小型で扱いやすく移動できる. (2)手術記録として十分な色調, 解像度を有する. (3)無影灯の操作位置と無関係にカメラアングルを選択できる. (4)離れた場所へ映像を伝送できる. (5)低価格を実現して装置を二台保有し診療科の要望件数に対応する.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.65.3_126