TMP製IABの安全性と機能性(第69回日本医科器械学会大会 Industry Speaks 記録(1))

日本人に多く見られる低い身長の体格に適合すべく, 東京女子医科大学心研循環器外科の指導のもとに国産としては初めて開発した, 当社のIABPバルーンカテーテル(以下TMPバルーン)は1989年11月の発売以来, 1994年4月末までに全国180余の施設において5,500以上の症例に使用された. 安全性及び機能性で高い評価を得た本製品の主な特長である以下6つの項目についてその概略を紹介する. 1. 日本人の小柄な体格に適合させた小さめのサイズ設定. 2. 蛇行血管にも挿入し易いフレキシブルな材質. 3. 独自の製法と徹底した出荷検査により維持される優れた安全性. 4. IABP使用時にしばしば問題となる下肢血行障害に対する有効な対策. 5. 20ccから40ccまで5種類の豊富なサイズバリエーション. 6. 自社生産の強みを活かした改良要望に対する迅速な対応.