(28) 7.5MHz超音波リニアプローブを使用した糖尿病症例の指動脈血流の検討

糖尿病症例における指動脈血流の評価. 〔方法〕糖尿病40例と非糖尿病29例において, 7.5MHz超音波リニアプローブを使用し, カラードップラー法により左第二指で指動脈血流を描出し, 血管蛇行の有無とカラー血流信号の幅を検討した. また, カラードップラー上でドップラー入射角度を50度以下に保ち, 角度補正を行たい, パルスドップラー法で血流速度を記録した. さらに, 糖尿病33例と非糖尿病22例においては, 寒冷負荷試験を施行し, 負荷1分後に上記測定を繰り返した. 〔結果〕指動脈血流の描出と流速測定は, 全例で可能であった. 血管蛇行を認めた例は, 糖尿病40例中4例(10%)と非糖尿病...

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Veröffentlicht in:医科器械学 1993/04/01, Vol.63(4), pp.190
Hauptverfasser: 渡辺, 文督, 鈴木, 順一, 五十嵐, 力, 青木, 俊郎, 園田, 誠, 真下, 美紀, 新, 啓一郎, 内田, 康美, 小俣, 政男, 竹中, 克, 大久保, 昭行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:糖尿病症例における指動脈血流の評価. 〔方法〕糖尿病40例と非糖尿病29例において, 7.5MHz超音波リニアプローブを使用し, カラードップラー法により左第二指で指動脈血流を描出し, 血管蛇行の有無とカラー血流信号の幅を検討した. また, カラードップラー上でドップラー入射角度を50度以下に保ち, 角度補正を行たい, パルスドップラー法で血流速度を記録した. さらに, 糖尿病33例と非糖尿病22例においては, 寒冷負荷試験を施行し, 負荷1分後に上記測定を繰り返した. 〔結果〕指動脈血流の描出と流速測定は, 全例で可能であった. 血管蛇行を認めた例は, 糖尿病40例中4例(10%)と非糖尿病29例中1例(3%)で, 有意差は認めなかった. 安静時最大流速は, 糖尿病(23±10cm/s)で非糖尿病(30±12cm/s)より有意に低かったが(p
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.63.4_190_2