(58)MRSA迅速分離システムを用いた手術室環境のMRSA汚染防止対策の検討
MRSA迅速分離システムであるONシステム(Ogase, Nakazawaの頭文字をとって命名)は, アガースタンプ法でサンプリングし, 培養後, 病院内に比較的多数生息するメテシリン耐性の表皮ブドウ球菌(MRSE)を含むコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS), コリネバクテリウム, ミクロコッカスなどが発育抑制され, 18~24時間でMRSAのみを検出することが可能である. 私たちは, 本システムのMRSA汚染防止に対する活用法について検討してきた. 今回, MRSA保有患者の手術時におけるスタッフの動線観察と疫学的検索により, MRSA保有患者の処置を行なった後の手洗いの重要性, すなわちc...
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Veröffentlicht in: | 医科器械学 1992/04/01, Vol.62(4), pp.225 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | MRSA迅速分離システムであるONシステム(Ogase, Nakazawaの頭文字をとって命名)は, アガースタンプ法でサンプリングし, 培養後, 病院内に比較的多数生息するメテシリン耐性の表皮ブドウ球菌(MRSE)を含むコアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS), コリネバクテリウム, ミクロコッカスなどが発育抑制され, 18~24時間でMRSAのみを検出することが可能である. 私たちは, 本システムのMRSA汚染防止に対する活用法について検討してきた. 今回, MRSA保有患者の手術時におけるスタッフの動線観察と疫学的検索により, MRSA保有患者の処置を行なった後の手洗いの重要性, すなわちcontact isolationの重要性が再確認されたので報告する. |
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ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.62.4_225_2 |