食道温測定用センサー付き胃吸引カテーテル(サーモサンプカテーテル)の有用性と安全性の検討

手術中の患者管理において, 中枢温のモニタリングは大切であるが, 測定部位, 測定方法などにより値は異なる1). 臨床的には食道温, 直腸温, 膀胱温などが用いられている. 今回食道温測定用センサー付きの胃吸引カテーテル(図1)を用いて食道温を測定するとともに, 同カテーテルの胃液の吸引 洗浄機能及び安全性についても検討を加えたので報告する. 雑種成犬6匹(体重9-11kg)を対象とした. ペントバルビタールで麻酔後気管内挿管し人工呼吸を行なった. スワンガンツカテーテル(スペクトラメッド), 電子体温計プローブ(テレサーモメーター, YSI)をそれぞれ肺動脈, 食道下部で最も食道温が高値を...

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Veröffentlicht in:医科器械学 1989/06/01, Vol.59(6), pp.287-289
Hauptverfasser: 小山, 薫, 巌, 康秀, 高橋, 純一, 武田, 純三, 長野, 政雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:手術中の患者管理において, 中枢温のモニタリングは大切であるが, 測定部位, 測定方法などにより値は異なる1). 臨床的には食道温, 直腸温, 膀胱温などが用いられている. 今回食道温測定用センサー付きの胃吸引カテーテル(図1)を用いて食道温を測定するとともに, 同カテーテルの胃液の吸引 洗浄機能及び安全性についても検討を加えたので報告する. 雑種成犬6匹(体重9-11kg)を対象とした. ペントバルビタールで麻酔後気管内挿管し人工呼吸を行なった. スワンガンツカテーテル(スペクトラメッド), 電子体温計プローブ(テレサーモメーター, YSI)をそれぞれ肺動脈, 食道下部で最も食道温が高値を示す部位に挿入した.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.59.6_287