Holter心電図解析の省力化と解析結果の簡略化について

「1. はじめに」不整脈の診断および治療におけるHolter心電図の有用性は言うまでも無い. しかし, 解析精度を高めるために, 人間とコンピューターの両者により再生, 解析されているのが現状であり, 解析に時間と労力を要する点が大きな問題と考えられる. そこで, 本研究ではまず, 再生解析の省力化を目的として開発されたHolter心電図解析装置SCM-280 (フクダ電子社) の自動解析精度を検討し, 次いで記録されたHolter心電図情報が患者の治療などに反映されるまでの過程の省力化と, 時間の短縮化について検討した. 「2. 方法および対象」「(1)シミュレーションによる各種不整脈の解析...

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Veröffentlicht in:医科器械学 1988/08/01, Vol.58(8), pp.334-337
Hauptverfasser: 中沢, 潔, 宗, 武彦, 中村, 俊香, 岩崎, 達弥, 桜井, 庸晴, 佐藤, 忠一, 村山, 正博, 須階, 二朗, 青木, 和代, 杉山, 和夫, 中村, 正夫
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」不整脈の診断および治療におけるHolter心電図の有用性は言うまでも無い. しかし, 解析精度を高めるために, 人間とコンピューターの両者により再生, 解析されているのが現状であり, 解析に時間と労力を要する点が大きな問題と考えられる. そこで, 本研究ではまず, 再生解析の省力化を目的として開発されたHolter心電図解析装置SCM-280 (フクダ電子社) の自動解析精度を検討し, 次いで記録されたHolter心電図情報が患者の治療などに反映されるまでの過程の省力化と, 時間の短縮化について検討した. 「2. 方法および対象」「(1)シミュレーションによる各種不整脈の解析精度」シミュレーションにより, 洞性頻脈 (ST), 洞性徐脈 (SB), 上室期外収縮 (PAC), 発作性心房細動 (PAf), 房室ブロック (AVB) 2度, 3度, 心室期外収縮 (PVC) 単発, 2連発 (COUPLET), 3連発 (TRIPLET), 心室頻拍 (VT), 心室細動 (Vf), 洞停止 (SA) を作成し, 記録したテープをSCM-280で解析した.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.58.8_334