Forced Oscillation法におけるキャリブレーションについての考察 (Random Noiseを利用した呼吸器系インピーダンス測定を臨床的に応用する場合)

DuBoisらによるoscillation法の考案と, Michaelsonらのrandom noiseを応用した報告以来, oscillation法による呼吸器インピーダンスに関する数多くの研究が行われてきた. これらの報告では, キャリブレーションにメッシュ状の抵抗管, 毛細管, 大きな広口ガラス瓶などを使用した記載はあるが, いずれも具体的な方法に言及していない. Random noiseを利用したoscillation法においては周波数上連続的な計測が行われ, 乱流による測定システム自体と被測定系の非線形性, 抵抗管そのものの周波数特性などが問題となる. 本稿では, 抵抗管を用いた実際...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医科器械学 1987-07, Vol.57 (7), p.315-318
Hauptverfasser: 安田誠一, 増田純一, 関口弘昌, 長野政雄, 森重浩純, 南谷晴之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:DuBoisらによるoscillation法の考案と, Michaelsonらのrandom noiseを応用した報告以来, oscillation法による呼吸器インピーダンスに関する数多くの研究が行われてきた. これらの報告では, キャリブレーションにメッシュ状の抵抗管, 毛細管, 大きな広口ガラス瓶などを使用した記載はあるが, いずれも具体的な方法に言及していない. Random noiseを利用したoscillation法においては周波数上連続的な計測が行われ, 乱流による測定システム自体と被測定系の非線形性, 抵抗管そのものの周波数特性などが問題となる. 本稿では, 抵抗管を用いた実際のキャリブレーション法を報告し, あわせてその問題点にも言及する. 本研究では, 全長5cm, 直径2.0cmのアクリル製円筒管の内部に, 金属の波型箔を渦状に詰めた抵抗管を2個製作し, キャリブレーションに使用した. ここで, それぞれの抵抗管をT1, T2とし, 両者を直列に接続したものを抵抗管T3とした.
ISSN:0385-440X