鋼製器具の材質特性
「1. まえがき」医用材料は直接, 間接に人体と接触しながら用いられることに特長があり, 外科的手術器具や縫合材料から人工関節, 人工臓器にいたるまでその利用範囲はきわめて広い. しかも使用上の安全確保のために医用材料が備えるべき要件にも多くの制約がある. その上, 医用器具として求められる機能も多様であり材料と器具の相関は重要であり複雑でもある. 外科的手術用機器の中, 医科用鋼製器具と呼ばれるものの品目でも, すでに4,000点を超える広範・多品種である. 代表的鋼製器具としての鉗子については, すでに多くの問題提起から基礎的研究までの検討がなされている. そして「鉗子はある程度まで完成し...
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Veröffentlicht in: | 医科器械学 1986/11/01, Vol.56(11), pp.506-515 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. まえがき」医用材料は直接, 間接に人体と接触しながら用いられることに特長があり, 外科的手術器具や縫合材料から人工関節, 人工臓器にいたるまでその利用範囲はきわめて広い. しかも使用上の安全確保のために医用材料が備えるべき要件にも多くの制約がある. その上, 医用器具として求められる機能も多様であり材料と器具の相関は重要であり複雑でもある. 外科的手術用機器の中, 医科用鋼製器具と呼ばれるものの品目でも, すでに4,000点を超える広範・多品種である. 代表的鋼製器具としての鉗子については, すでに多くの問題提起から基礎的研究までの検討がなされている. そして「鉗子はある程度まで完成したものであるが, なおかつ実際には (1) あまり問題なく使われている面と (2) 多少問題にされながら使われている面と2つの面がある」ことも報告されている. |
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ISSN: | 0385-440X 1881-4875 |
DOI: | 10.4286/ikakikaigaku.56.11_506 |