カテ先圧トランスデューサー (CAMINO(R)カテーテル) の特性について

「1. はじめに」呼吸循環系に問題のある患者の麻酔中や術後管理の際, 心拍出量 (CO), 肺動脈圧 (PAP), 肺動脈楔入圧 (PCWP) を測定するためにスワンガンツカテーテル (以下SGカテーテルと略す) を使用することが, 日常臨床で広く行われるようになっている. また肺循環に関する研究でもSGカテーテルの重要性は大きい. しかし細く長い内腔を通して測定した圧波形はダンピングや時相遅れなどの問題があり, トランスデューサーを右心系に留置して測定できる装置の開発が待たれていた. 最近SGタイプで, グラスファイバーを封入し, 先端に圧センサーを装着したカテーテル (CAMINO(R))...

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Veröffentlicht in:医科器械学 1986-02, Vol.56 (2), p.69-73
Hauptverfasser: 粟野知子, 関口弘昌, 津崎晃一, 島田宗明, 金子伸一, 長野政雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. はじめに」呼吸循環系に問題のある患者の麻酔中や術後管理の際, 心拍出量 (CO), 肺動脈圧 (PAP), 肺動脈楔入圧 (PCWP) を測定するためにスワンガンツカテーテル (以下SGカテーテルと略す) を使用することが, 日常臨床で広く行われるようになっている. また肺循環に関する研究でもSGカテーテルの重要性は大きい. しかし細く長い内腔を通して測定した圧波形はダンピングや時相遅れなどの問題があり, トランスデューサーを右心系に留置して測定できる装置の開発が待たれていた. 最近SGタイプで, グラスファイバーを封入し, 先端に圧センサーを装着したカテーテル (CAMINO(R)) が製品化され, 今回試験的に使用する機会があったので, 周波数特性, 時間遅れ, 位相差について, 従来のSGカテーテルとの比較検討を行った.
ISSN:0385-440X