病院の情報システム : 放射線治療におけるComputerの応用

「緒言」Computerは放射線治療にかなり古くから広く利用されており, 臨床医学の中でComputerが最も利用されている分野の1つである. 放射線治療におけるComputer利用の内容は, 放射線治療計画, 治療装置の自動化, 病歴管理などである. このうち治療計画への応用が大部分であり, その方法と評価がほぼ確立している. 治療装置のComputerによる自動化はまだ広くは利用されていないが, これからの重要課題と考えられるので, この論文では治療計画と自動化を同程度にそれぞれの概要を述べる. 「I Computerによる放射線治療計画」放射線治療計画は, 体内における放射線の分布状況と...

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Veröffentlicht in:医科器械学 1980/11/01, Vol.50(11), pp.557-562
1. Verfasser: 松田, 忠義
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」Computerは放射線治療にかなり古くから広く利用されており, 臨床医学の中でComputerが最も利用されている分野の1つである. 放射線治療におけるComputer利用の内容は, 放射線治療計画, 治療装置の自動化, 病歴管理などである. このうち治療計画への応用が大部分であり, その方法と評価がほぼ確立している. 治療装置のComputerによる自動化はまだ広くは利用されていないが, これからの重要課題と考えられるので, この論文では治療計画と自動化を同程度にそれぞれの概要を述べる. 「I Computerによる放射線治療計画」放射線治療計画は, 体内における放射線の分布状況と線量をコンピュータで計算処理し, 最も適当した治療条件を選択することである. 放射線治療で線量と線量分布を明瞭にすることは, 薬剤の処方や手術の術式に相当するもので, 治療が成功するかどうかの重要な決め手である. Computerを利用するとこれらの事柄が正確に実施することができる.
ISSN:0385-440X
1881-4875
DOI:10.4286/ikakikaigaku.50.11_557