腹部ステントグラフト内挿術後のType2エンドリークに対する開腹下の流入血管結紮・瘤縫縮術の麻酔経験
「抄録」 【目的】腹部ステントグラフト内挿術(EVAR)後のエンドリークの修復術である開腹下流入血管結紮・ステントグラフト温存瘤縫縮術の術中・術後管理を調査した. 【方法】当院で本術式を行った4症例の術中・術後経過を後方視的に検討した. 結果は中央値〔四分位範囲〕で提示した. 【結果】EVARからの経過年月は42〔29~58〕カ月であった. 手術時間は161〔150~174〕分, 麻酔時間は235〔226~257〕分, 出血量は167〔141~233〕ml, 1症例では出血量が自己血回収血と合わせて3069mlで他家輸血を行った. 術後在院日数は13〔11~15〕日で, 術後感染症を生じた症例...
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Veröffentlicht in: | Cardiovascular Anesthesia 2021-09, Vol.25 (1), p.89-93 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「抄録」 【目的】腹部ステントグラフト内挿術(EVAR)後のエンドリークの修復術である開腹下流入血管結紮・ステントグラフト温存瘤縫縮術の術中・術後管理を調査した. 【方法】当院で本術式を行った4症例の術中・術後経過を後方視的に検討した. 結果は中央値〔四分位範囲〕で提示した. 【結果】EVARからの経過年月は42〔29~58〕カ月であった. 手術時間は161〔150~174〕分, 麻酔時間は235〔226~257〕分, 出血量は167〔141~233〕ml, 1症例では出血量が自己血回収血と合わせて3069mlで他家輸血を行った. 術後在院日数は13〔11~15〕日で, 術後感染症を生じた症例を認めなかった. 【結論】調査対象全症例の術後経過は良好であった. 一方, 大量出血に備えた術前の麻酔計画の立案が重要であると考えられた. |
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ISSN: | 1342-9132 |