8 帯状疱疹関連痛患者に対するプレガバリン使用の検討

当科外来通院中でプレガバリン使用中の帯状疱疹関連痛患者を対象に有効性や副作用について検討した. 結果:対象患者数は25例(平均年齢67.0歳, 男性11例・女性14例, 初回平均プレガバリン投与量:145.0mg). 帯状疱疹後神経痛(PHN群)が18例, 帯状疱疹(HZ群)が7例であった. PHN群のうち11例はガバペンチンからの変更例であった. PHN群では15例で, HZ群では6例で痛みが軽減した. 副作用は眠気, ふらつき, 振戦, 浮腫など11例でみられたが投与量の調整で改善することが多かった. 結語:帯状疱疹関連痛患者に対しプレガバリンは有効例が多かった. 特にHZ患者では早期投与...

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Veröffentlicht in:日本ペインクリニック学会誌 2011, Vol.18 (2), p.74-74
Hauptverfasser: 上村裕平, 笹栗智子, 垣内好信, 平川奈緒美
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当科外来通院中でプレガバリン使用中の帯状疱疹関連痛患者を対象に有効性や副作用について検討した. 結果:対象患者数は25例(平均年齢67.0歳, 男性11例・女性14例, 初回平均プレガバリン投与量:145.0mg). 帯状疱疹後神経痛(PHN群)が18例, 帯状疱疹(HZ群)が7例であった. PHN群のうち11例はガバペンチンからの変更例であった. PHN群では15例で, HZ群では6例で痛みが軽減した. 副作用は眠気, ふらつき, 振戦, 浮腫など11例でみられたが投与量の調整で改善することが多かった. 結語:帯状疱疹関連痛患者に対しプレガバリンは有効例が多かった. 特にHZ患者では早期投与で高い効果を認めた. また, PHN患者ではガバペンチンからの変更で痛みが軽減した症例がみられた.
ISSN:1340-4903