ペインクリニック外来における超音波ガイド下硬膜外ブロックに最適な探触子に関する検討
われわれは, 2008年5月より安全性の向上を目指し, 硬膜外腔穿刺にあたり, プレスキャンによる超音波ガイド法を導入している. ペインクリニック領域では手術麻酔時より細い針を使用するため特有な困難(椎弓間を探しにくい, 黄色靭帯を穿刺する感触が得られにくいなど)が存在するため, 特に有用であると考える. これまで探触子のタイプごとの特徴について論じられる機会は少なかった. 目的:われわれが考える, ペインクリニック外来における硬膜外ブロックに最適な探触子の条件について検討する. 方法:この1年間で, 多くの種類の超音波探触子(穿刺用・通常用, リニアタイプ・コンベックスタイプ, 中型・小型タ...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | われわれは, 2008年5月より安全性の向上を目指し, 硬膜外腔穿刺にあたり, プレスキャンによる超音波ガイド法を導入している. ペインクリニック領域では手術麻酔時より細い針を使用するため特有な困難(椎弓間を探しにくい, 黄色靭帯を穿刺する感触が得られにくいなど)が存在するため, 特に有用であると考える. これまで探触子のタイプごとの特徴について論じられる機会は少なかった. 目的:われわれが考える, ペインクリニック外来における硬膜外ブロックに最適な探触子の条件について検討する. 方法:この1年間で, 多くの種類の超音波探触子(穿刺用・通常用, リニアタイプ・コンベックスタイプ, 中型・小型タイプ)を利用してきた中で得た経験より, 硬膜外腔の認識の容易さ, 針刺入部の決定の容易さ, 皮膚への密着性, 穿刺困難時のときのエコーカバーの装着の容易さ, 超音波診断装置本体の取り扱い易さ, の5つの観点より検討を行った. 結果・結語:慣れないうちは適切な探触子の選択をすることが, 硬膜外腔穿刺の成功率に影響すると考えられるため, 探触子のタイプごとの利点と欠点を認識したうえで利用することが必要である. |
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ISSN: | 1340-4903 |