2. エピドラスコピーによる腰下肢痛の治療

難治性腰下肢痛の治療法としてエピドラスコピーが日本に紹介されて10年以上経過したが, いまだ普遍的な方法として認知されていない. われわれの施設では, 平成12年より保存的治療に反応しない慢性腰下肢痛患者の治療にエピドラスコピーを行ってきたが, これらの患者の硬膜外腔には一般の画像診断では判定困難な炎症と癒着が存在することを認め, これらを取り除くことで症状の緩和が得られたことを報告した. 今回, われわれの施行したエピドラスコピーにより観察された所見および手技ならびに国内のほかの施設を含めた治療成績を紹介するとともに, 現在提起されている問題点を合わせて報告する....

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Veröffentlicht in:日本ペインクリニック学会誌 2005, Vol.12 (2), p.113-113
Hauptverfasser: 内木亮介, 佐藤花代子, 横山健至, 大島正行, 島田洋一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:難治性腰下肢痛の治療法としてエピドラスコピーが日本に紹介されて10年以上経過したが, いまだ普遍的な方法として認知されていない. われわれの施設では, 平成12年より保存的治療に反応しない慢性腰下肢痛患者の治療にエピドラスコピーを行ってきたが, これらの患者の硬膜外腔には一般の画像診断では判定困難な炎症と癒着が存在することを認め, これらを取り除くことで症状の緩和が得られたことを報告した. 今回, われわれの施行したエピドラスコピーにより観察された所見および手技ならびに国内のほかの施設を含めた治療成績を紹介するとともに, 現在提起されている問題点を合わせて報告する.
ISSN:1340-4903