1-A-14 リドカインテスト陽性でメキシレチン内服効果が不十分な症例に対するフレカイニドの鎮痛効果の検討
神経因性疼痛にNaチャンネルブロッカーである抗不整脈薬の有効性が報告されている. ドラッグチャレンジテストにより, VASの低下を認めても, リドカインとメキシレチンのように全く同一の薬剤でない場合, 内服で期待されるような効果が得られないこともある. フレカイニドについては, 強力なNaチャンネルブロック作用があり, かつ注射薬と内服薬が同一である点から, その有効性についての報告は過去にあるがリドカインの鎮痛効果との比較は十分に行われていない. 【方法】今回, リドカインテストが有効であったが, メキシレチン内服効果が不十分であった10症例について, フレカイニド2mg/kgを10分間で経...
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Veröffentlicht in: | 日本ペインクリニック学会誌 2003, Vol.10 (3), p.333-333 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 神経因性疼痛にNaチャンネルブロッカーである抗不整脈薬の有効性が報告されている. ドラッグチャレンジテストにより, VASの低下を認めても, リドカインとメキシレチンのように全く同一の薬剤でない場合, 内服で期待されるような効果が得られないこともある. フレカイニドについては, 強力なNaチャンネルブロック作用があり, かつ注射薬と内服薬が同一である点から, その有効性についての報告は過去にあるがリドカインの鎮痛効果との比較は十分に行われていない. 【方法】今回, リドカインテストが有効であったが, メキシレチン内服効果が不十分であった10症例について, フレカイニド2mg/kgを10分間で経静脈投与し, 投与直後, 30分後にVASを判定し, 終了30分後の血中濃度を測定した. 効果を認めた症例には, フレカイニドの内服200mg/日を開始した. 他の神経ブロック療法等も継続しながら, 疼痛管理を行いその鎮痛効果について検討した. 【考察】リドカインの静脈投与が効果を示した症例について, フレカイニドがより強い鎮痛作用を持つ傾向が認められ, かつ内服薬の同一性が保たれるフレカイニドの有用性が再確認された. |
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ISSN: | 1340-4903 |