1―49当科で看取った末期癌症例の検討
当科では, 平成11年から末期癌患者の主治医として緩和治療に取り組み, その最期を看取ってきた. 平成11年から13年の3年間に計24人の患者を看取ったので総括する. 患者は37~87歳(平均61.7歳), 男性10人, 女性14人. 20人が院内他科からの紹介, 4人は直接来院で, 癌原発臓器別には, 乳房, 子宮が各4人, 頭頚部, 結腸直腸が各3人, 食道, 胃が各3人, その他が計5人. 骨転移が14人に見られた. 全症例とも疼痛コントロールを目的に当科を受診し, その後もペインクリニック担当医が主治医として緩和治療を行うことが最善と判断し看取りまでを担当した. 当科入院回数が複数に及...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本ペインクリニック学会誌 2002, Vol.9 (3), p.235-235 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 当科では, 平成11年から末期癌患者の主治医として緩和治療に取り組み, その最期を看取ってきた. 平成11年から13年の3年間に計24人の患者を看取ったので総括する. 患者は37~87歳(平均61.7歳), 男性10人, 女性14人. 20人が院内他科からの紹介, 4人は直接来院で, 癌原発臓器別には, 乳房, 子宮が各4人, 頭頚部, 結腸直腸が各3人, 食道, 胃が各3人, その他が計5人. 骨転移が14人に見られた. 全症例とも疼痛コントロールを目的に当科を受診し, その後もペインクリニック担当医が主治医として緩和治療を行うことが最善と判断し看取りまでを担当した. 当科入院回数が複数に及んだ症例から, 極めて予後不良の状態で入院となる症例まで様々であった. 他科の協力も得て積極的な緩和治療を行い, 在院日数は5~256日(平均53.8日). 発表では, 大学病院麻酔科での緩和医療上の可能性, 課題, 問題点にも言及したい. |
---|---|
ISSN: | 1340-4903 |