レントゲン透視下, CT下経椎縫椎間板法
上腹部内臓痛に対して腹腔神経叢ブロック(CPB), 内臓神経ブロック(SNB)は有効な除痛手段であるが, 椎体外側アプローチでは腫瘍や肝の腫大, また腫瘍の浸潤による脈管系への圧排および椎体の変形等によって肝, 腎, 肺等の重要臓器を損傷しなければブロック不能となることがあった. そこで, 刺入経路を椎間板に求めると, ブロック針刺入が容易でかつ合併症なしにブロック可能となり現在まで178人に対して192回(計312本)の経椎間板アプローチによるCPB, SNBを施行したので, その効果, 安全性について報告する. 対象及び方法:年齢26-89才(平均61才)身長130-180cm(159cm...
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Veröffentlicht in: | 日本ペインクリニック学会誌 2000, Vol.7 (3), p.145-145 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 上腹部内臓痛に対して腹腔神経叢ブロック(CPB), 内臓神経ブロック(SNB)は有効な除痛手段であるが, 椎体外側アプローチでは腫瘍や肝の腫大, また腫瘍の浸潤による脈管系への圧排および椎体の変形等によって肝, 腎, 肺等の重要臓器を損傷しなければブロック不能となることがあった. そこで, 刺入経路を椎間板に求めると, ブロック針刺入が容易でかつ合併症なしにブロック可能となり現在まで178人に対して192回(計312本)の経椎間板アプローチによるCPB, SNBを施行したので, その効果, 安全性について報告する. 対象及び方法:年齢26-89才(平均61才)身長130-180cm(159cm)体重32-96kg(53kg)男/女122/56 原発巣膵 85例 胃 45例 胆肝系 21例 結腸 21例 他 13例であった. ブロック予定日の2週間前にブロック体位にてCT撮影をする, これによって腫瘍, 肝, 腎, 脈管系及びブロック可能な空間の有無をしらべ距離, 角度等を計測しておく. ブロックは通常腹臥位にて行い, 消毒後刺入予定点に局所麻酔をし23G15cmPTCDスポーザブル針を計測通りに刺入する. |
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ISSN: | 1340-4903 |