CTガイド神経ブロック時の針刺入用器具の考案試作

CTガイド神経ブロックが, 臓器穿刺の危険性が少ない, 刺入法の容易さおよび被曝量減量の点から注目されている. しかし, CT上から得られた刺入角度で, 実際に正確に行うには困難なことが多い. そこで, 今回我々は, 針を刺入する時, 角度を一定に保つ器具を試作した. 方法は, CTから得た縦横二方向の刺入角度を器具に設置してある分度器にセットし, その交叉点から刺入させる方法である. まだ少数例に実施しただけであるが, 本機具を用いることにより, ブロックが容易になり, 実施時間は短縮され, 有用性が示唆された. 【結語】本器具の目的は, 主に計測された刺入角度での正確な実行である. それに...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本ペインクリニック学会誌 1998, Vol.5 (3), p.381-381
Hauptverfasser: 半沢晋二, 樋口 純, 栗田口淳子, 佐藤東玄, 松本兼文, 崎尾秀彰
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:CTガイド神経ブロックが, 臓器穿刺の危険性が少ない, 刺入法の容易さおよび被曝量減量の点から注目されている. しかし, CT上から得られた刺入角度で, 実際に正確に行うには困難なことが多い. そこで, 今回我々は, 針を刺入する時, 角度を一定に保つ器具を試作した. 方法は, CTから得た縦横二方向の刺入角度を器具に設置してある分度器にセットし, その交叉点から刺入させる方法である. まだ少数例に実施しただけであるが, 本機具を用いることにより, ブロックが容易になり, 実施時間は短縮され, 有用性が示唆された. 【結語】本器具の目的は, 主に計測された刺入角度での正確な実行である. それにより, 迅速かつ正確なブロックが可能で, 被験者の体位維持の短縮化および被曝量のさらなる減量において有用な器具と考えられる.
ISSN:1340-4903