斧田論文に対するEditorial Comment
黒色ゴム長靴による低温熱傷の報告は少なく, 医療従事者や消防機関の中でも, この危険性の認知度は低い. 炎天下でのゴム長靴内の温度については, 独立行政法人製品評価技術基盤機構にて検証されている. 黒色ゴム長靴を外気温35℃前後の土の上に置いた場合, 約30分で内部温度は開放型で50~55℃, 密閉型で60℃以上に達し, 高温状態が約4時間持続する結果であった. そのため炎天下や長時間のゴム長靴を着用しての屋外での作業の場合は, 十分な水分補給と適切な休憩が必要となる. 動脈硬化性疾患は虚血の重症度に比例して症状が悪化するのが一般的である....
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Veröffentlicht in: | 心臓 2024-11, Vol.56 (11), p.1064-1065 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 黒色ゴム長靴による低温熱傷の報告は少なく, 医療従事者や消防機関の中でも, この危険性の認知度は低い. 炎天下でのゴム長靴内の温度については, 独立行政法人製品評価技術基盤機構にて検証されている. 黒色ゴム長靴を外気温35℃前後の土の上に置いた場合, 約30分で内部温度は開放型で50~55℃, 密閉型で60℃以上に達し, 高温状態が約4時間持続する結果であった. そのため炎天下や長時間のゴム長靴を着用しての屋外での作業の場合は, 十分な水分補給と適切な休憩が必要となる. 動脈硬化性疾患は虚血の重症度に比例して症状が悪化するのが一般的である. |
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ISSN: | 0586-4488 |