どんな循環器内科医を目指しますか
「心臓」に今後の循環器内科診療を俯瞰するような巻頭言をとの御依頼をいただき, さて何を書こうかと頭を捻ってしまいましたが, まずは自分の循環器内科医としてのこれまでを振り返ってみました. 私は1981年に京都大学医学部を卒業し京大病院で1年間の内科研修を行いました. その頃に小倉記念病院の延吉正清循環器科部長が京都に講演にお越しになり「心筋梗塞はPTCR(冠動脈内血栓溶解療法)で治ります」と断言されたことに強く感銘を受け小倉記念病院に赴任し, 患者を治せる循環器内科医を目指して歩み始めました. 実際には当時始まったばかりのPTCA(経皮的経管的冠動脈形成術)に夢中になって, ひたすらカテーテル...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2023/01/15, Vol.55(1), pp.1-1 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「心臓」に今後の循環器内科診療を俯瞰するような巻頭言をとの御依頼をいただき, さて何を書こうかと頭を捻ってしまいましたが, まずは自分の循環器内科医としてのこれまでを振り返ってみました. 私は1981年に京都大学医学部を卒業し京大病院で1年間の内科研修を行いました. その頃に小倉記念病院の延吉正清循環器科部長が京都に講演にお越しになり「心筋梗塞はPTCR(冠動脈内血栓溶解療法)で治ります」と断言されたことに強く感銘を受け小倉記念病院に赴任し, 患者を治せる循環器内科医を目指して歩み始めました. 実際には当時始まったばかりのPTCA(経皮的経管的冠動脈形成術)に夢中になって, ひたすらカテーテル手技を行っておりました. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.55.1 |