岡田論文に対するEditorial Comment

たこつぼ症候群は, かつては予後良好と考えられていたが, 今では様々な合併症を併発することや, 壁運動異常に様々なバリエーションがあり, 予後不良な症例が多数存在することが知られている. 岡田らは, 病理所見からたこつぼ症候群に伴う心破裂と推察することができた1例を報告した. 著明な貧血を有し, 虚血性心疾患であればGolden timeを逸した症例であるが, 翌日に冠動脈造影が施行されている. たこつぼ症候群では, 重症例ほど急性期の冠動脈造影検査が行われないとした過去の報告の通りである....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心臓 2022/05/15, Vol.54(5), pp.578-579
1. Verfasser: 明石, 嘉浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:たこつぼ症候群は, かつては予後良好と考えられていたが, 今では様々な合併症を併発することや, 壁運動異常に様々なバリエーションがあり, 予後不良な症例が多数存在することが知られている. 岡田らは, 病理所見からたこつぼ症候群に伴う心破裂と推察することができた1例を報告した. 著明な貧血を有し, 虚血性心疾患であればGolden timeを逸した症例であるが, 翌日に冠動脈造影が施行されている. たこつぼ症候群では, 重症例ほど急性期の冠動脈造影検査が行われないとした過去の報告の通りである.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.54.578