2. 回復期リハビリテーション病棟における心臓リハビリテーション

「はじめに」近年, 高齢心疾患患者の増加により, 急性期病院退院時に日常生活動作(ADL)能力が低下している患者が増えている. 急性期病院でADL回復が十分でない自宅退院困難な心疾患廃用症例は, 回復期病棟に転院し心臓リハビリテーション(心リハ)が行われることもあり, そういった報告が散見されるようになってきた. 2021年度に発行された心血管疾患リハビリテーションにおけるガイドラインでは, 回復期病棟での心リハは課題として記載されており, 厚生労働省の2022年度の診療報酬改定では心疾患を回復期リハビリテーション病棟(回復期病棟)入院料の対象疾患にすることが検討されており, いよいよ「回復期...

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Veröffentlicht in:心臓 2022-04, Vol.54 (4), p.432-437
Hauptverfasser: 山本智史, 遠藤宗幹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」近年, 高齢心疾患患者の増加により, 急性期病院退院時に日常生活動作(ADL)能力が低下している患者が増えている. 急性期病院でADL回復が十分でない自宅退院困難な心疾患廃用症例は, 回復期病棟に転院し心臓リハビリテーション(心リハ)が行われることもあり, そういった報告が散見されるようになってきた. 2021年度に発行された心血管疾患リハビリテーションにおけるガイドラインでは, 回復期病棟での心リハは課題として記載されており, 厚生労働省の2022年度の診療報酬改定では心疾患を回復期リハビリテーション病棟(回復期病棟)入院料の対象疾患にすることが検討されており, いよいよ「回復期病棟での心リハ」の承認が現実味を増してきた.
ISSN:0586-4488