心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器が切り開く未来の循環器診療

「1. 聴診器の歴史 (総論) 」聴診器は1816年に医師のラエンネック (Rene-Theophile Hyacinnthe Laennec) が発明しました. もともとは診察時に心音が聴こえなかった際にノートを筒状に丸めて片方の穴を患者さんの胸に当て, もう片方を自身の耳に当てて心臓の鼓動を聞いたのが始まりです. ギリシャ語の "stetho=胸", と "skopein=検査" から "stethoscope=聴診器" と名づけられました. 1850年頃には現在と同じような両耳用の聴診器が開発され全世界に広がりました. 最近では...

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Veröffentlicht in:心臓 2020/10/15, Vol.52(10), pp.1122-1125
1. Verfasser: 小川, 晋平
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「1. 聴診器の歴史 (総論) 」聴診器は1816年に医師のラエンネック (Rene-Theophile Hyacinnthe Laennec) が発明しました. もともとは診察時に心音が聴こえなかった際にノートを筒状に丸めて片方の穴を患者さんの胸に当て, もう片方を自身の耳に当てて心臓の鼓動を聞いたのが始まりです. ギリシャ語の "stetho=胸", と "skopein=検査" から "stethoscope=聴診器" と名づけられました. 1850年頃には現在と同じような両耳用の聴診器が開発され全世界に広がりました. 最近では風間繁医師によって発明された体に当てる部分が2つに分かれていて, それぞれ右耳と左耳へと繋がっているステレオ聴診器や, アンプによって10倍以上に音を大きくして録音する機能を有したデジタル聴診器も開発されています.
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.52.1122