3T MRIを用いた川崎病冠動脈後遺症患者の心臓の包括的検査
「はじめに」 川崎病に罹患し冠動脈後遺症が生じた場合は長期にわたるフォローが不可欠となる. フォロー中は冠動脈の形態, 心筋虚血, 心機能などを評価するためには複数の検査を組み合わせて行う必要が生じる. 心臓MRI検査ではMR coronary angiography (MRCA)による冠動脈の形態評価のみならずCine MRIによる壁運動評価, 薬物負荷Perfusionによる心筋虚血評価, 遅延造影による梗塞部位の検出などが一度に行え, 放射線被ばくもない. 若年者が対象となり複数回の検査が不可避となる川崎病の冠動脈後遺症患者には最適のモダリティーといえるであろう. さらに最近では3T M...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2019/03/15, Vol.51(3), pp.371-374 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 川崎病に罹患し冠動脈後遺症が生じた場合は長期にわたるフォローが不可欠となる. フォロー中は冠動脈の形態, 心筋虚血, 心機能などを評価するためには複数の検査を組み合わせて行う必要が生じる. 心臓MRI検査ではMR coronary angiography (MRCA)による冠動脈の形態評価のみならずCine MRIによる壁運動評価, 薬物負荷Perfusionによる心筋虚血評価, 遅延造影による梗塞部位の検出などが一度に行え, 放射線被ばくもない. 若年者が対象となり複数回の検査が不可避となる川崎病の冠動脈後遺症患者には最適のモダリティーといえるであろう. さらに最近では3T MRIの登場により, より鮮明な画像を短時間で得ることが可能となっており, 中枢神経系領域を中心にその有用性が報告されている. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.51.371 |