当院における肥大型心筋症患者のリスクの層別化についての検討
背景 : 肥大型心筋症 (hypertrophic cardiomyopathy ; HCM) 患者の突然死リスク層別化に, 12誘導心電図から得られるリスクスコアリング値の算定や心臓MRI (magnetic resonance imaging) で認められる遅延造影 (late gadolinium enhancement ; LGE) が有用とする報告がされている. 目的 : HCM患者のリスク層別化に有用な指標を検討する. 方法・結果 : 対象は当院において心臓MRIを施行したHCM患者連続42名. 持続性心室頻拍 (ventricular tachy-cardia ; VT) ,...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2013, Vol.45(12), pp.1518-1524 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 背景 : 肥大型心筋症 (hypertrophic cardiomyopathy ; HCM) 患者の突然死リスク層別化に, 12誘導心電図から得られるリスクスコアリング値の算定や心臓MRI (magnetic resonance imaging) で認められる遅延造影 (late gadolinium enhancement ; LGE) が有用とする報告がされている. 目的 : HCM患者のリスク層別化に有用な指標を検討する. 方法・結果 : 対象は当院において心臓MRIを施行したHCM患者連続42名. 持続性心室頻拍 (ventricular tachy-cardia ; VT) , 心室細動 (ventricular fibrillation ; Vf) を認めた群 (VT/Vf群 6例) と認めなかった群 (非VT/Vf群36例) に分けた. 既知の突然死リスク因子である非持続性VTの有無, 心エコーでの最大壁厚, 失神歴, 12誘導心電図のスコアリング値 (QRS波高値・波高と幅の積・軸偏位・V 4のS波・ST変化から算定) , 加算平均心電図での心室遅延電位, 心臓MRIでのLGEを調査した. 壁厚30mm以上の症例はVT/Vf群で有意に多かった〔2/6 (33%) vs 1/36 (3%) , p |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.45.1518 |