当院消化器外科におけるVTEの発生率
「はじめに」 生活の欧米化に伴い, アジア諸国においてもVTEの発生率が上昇してきた. また, 2004年に日本で静脈血栓塞栓症の予防ガイドラインが確立されたが, 担癌患者のガイドラインは確立されていない. 「目的」 当院における消化器悪性腫瘍領域でのVTE発生率を明らかにする. 「対象と方法」 2004年10月から2009年8月までに, 当科での待機手術症例に対してVTEサーベイランスを行った悪性腫瘍患者1,947名を対象とした. 当院でのVTEガイドラインに準じて, 高リスク群, 中リスク群, 低リスク群に分けた. 予測因子である, 悪性腫瘍, 年齢60歳以上, 脳梗塞の既往, 肥満, 腹...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2010, Vol.42(7), pp.951-951 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 生活の欧米化に伴い, アジア諸国においてもVTEの発生率が上昇してきた. また, 2004年に日本で静脈血栓塞栓症の予防ガイドラインが確立されたが, 担癌患者のガイドラインは確立されていない. 「目的」 当院における消化器悪性腫瘍領域でのVTE発生率を明らかにする. 「対象と方法」 2004年10月から2009年8月までに, 当科での待機手術症例に対してVTEサーベイランスを行った悪性腫瘍患者1,947名を対象とした. 当院でのVTEガイドラインに準じて, 高リスク群, 中リスク群, 低リスク群に分けた. 予測因子である, 悪性腫瘍, 年齢60歳以上, 脳梗塞の既往, 肥満, 腹腔鏡手術, 長時間手術などで, 2項目以下であれば低リスク, 3項目で中リスク, 4項目以上で高リスクとした. VTEの既往は単独で高リスク群とした. リスクにあわせて, 弾性ストッキング, フットポンプ, 未分画ヘパリンの使用を行った. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.42.951 |