心臓血管外科領域における喫煙歴調査: 15年間の観察から

循環器領域疾患(外科系)における喫煙の影響を調査した. 方法と対象:当施設における過去15年間の病歴から正確な喫煙歴が聴取され,かつ手術歴あるいは集中治療室に入院歴のある722例を抽出し検討した.喫煙と関連のない心臓弁手術症例を対象とした. 結果:喫煙とは関連がないと思われる弁膜症での喫煙歴が50.8%であったのに対し,ほかのすべての疾患で有意に高い喫煙歴を認めた.急性大動脈解離症例においても男女ともに有意に高い喫煙歴を認めた(解離例の喫煙歴:対照群の喫煙歴;男性96.0 vs 80%:p...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心臓 2010, Vol.42(6), pp.725-730
Hauptverfasser: 菅野, 恵, 緑川, 博文, 渡邊, 晃佑, 高野, 隆志, 島津, 勇三
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:循環器領域疾患(外科系)における喫煙の影響を調査した. 方法と対象:当施設における過去15年間の病歴から正確な喫煙歴が聴取され,かつ手術歴あるいは集中治療室に入院歴のある722例を抽出し検討した.喫煙と関連のない心臓弁手術症例を対象とした. 結果:喫煙とは関連がないと思われる弁膜症での喫煙歴が50.8%であったのに対し,ほかのすべての疾患で有意に高い喫煙歴を認めた.急性大動脈解離症例においても男女ともに有意に高い喫煙歴を認めた(解離例の喫煙歴:対照群の喫煙歴;男性96.0 vs 80%:p
ISSN:0586-4488
2186-3016
DOI:10.11281/shinzo.42.725