種々の肺高血圧症に対するボセンタンの慢性効果
目的: 種々の肺高血圧症に対するエンドセリン受容体拮抗薬であるボセンタンの慢性効果を検討する. 対象: 肺高血圧症16例, 平均年齢42±18歳, 男性/女性3/13例を対象とした. 肺高血圧症の内訳は特発性肺動脈性高血圧症6例, 慢性血栓塞栓性肺高血圧症5例, その他の肺動脈性高血圧症5例であった. 方法: ボセンタンを62.5mg/日から開始し, 1週間後に125mg/日, 4週間後に250mg/日へ増量, ボセンタン治療前と3カ月後の有効性(血行動態, 6分間歩行距離, 身体活動能力指数, WHO機能分類)と安全性(有害事象の有無)について検討した. 結果: 血行動態では肺動脈平均圧は5...
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Veröffentlicht in: | 心臓 2009, Vol.41(3), pp.293-301 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的: 種々の肺高血圧症に対するエンドセリン受容体拮抗薬であるボセンタンの慢性効果を検討する. 対象: 肺高血圧症16例, 平均年齢42±18歳, 男性/女性3/13例を対象とした. 肺高血圧症の内訳は特発性肺動脈性高血圧症6例, 慢性血栓塞栓性肺高血圧症5例, その他の肺動脈性高血圧症5例であった. 方法: ボセンタンを62.5mg/日から開始し, 1週間後に125mg/日, 4週間後に250mg/日へ増量, ボセンタン治療前と3カ月後の有効性(血行動態, 6分間歩行距離, 身体活動能力指数, WHO機能分類)と安全性(有害事象の有無)について検討した. 結果: 血行動態では肺動脈平均圧は53.0±16.0mmHg→47.8±16.8mmHg(p |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.41.293 |