Virtual histology IVUSを使用した冠動脈病変の評価

背景:多くの急性冠症候群(acute coronary syndrome;ACS)の発症には脆弱なプラークの破綻が関与しているが, in vivoでプラーク成分を正確に同定することは困難である. Volcano Therapeutics' virtual histologyTM IVUS(VH-IVUS)では, IVUSの後方散乱信号の後方散乱スペクトルパラメータを組み合わせることにより, プラーク成分をfibrosis, fibro-fatty, dense-calciumおよびnecrotic-coreの4つのパターンに診断できる. 方法, 結果:冠動脈造影で有意狭窄病変が認めら...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心臓 2007-01, Vol.39 (1), p.33-38
Hauptverfasser: 入江秀和, 伊藤一貴, 小出正洋, 宮井伸幸, 中村玲雄, 木下法之
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景:多くの急性冠症候群(acute coronary syndrome;ACS)の発症には脆弱なプラークの破綻が関与しているが, in vivoでプラーク成分を正確に同定することは困難である. Volcano Therapeutics' virtual histologyTM IVUS(VH-IVUS)では, IVUSの後方散乱信号の後方散乱スペクトルパラメータを組み合わせることにより, プラーク成分をfibrosis, fibro-fatty, dense-calciumおよびnecrotic-coreの4つのパターンに診断できる. 方法, 結果:冠動脈造影で有意狭窄病変が認められ, 経皮的冠動脈形成術が施行された206例を対象とした. 20MHz3. 5F電子スキャン型IVUS用カテーテルから得られた病変部のデータをVH-IVUSで解析し, そのプラーク成分の割合と病変の進行度や性別, 年齢, 高血圧症, 高脂血症, 糖尿病, 喫煙歴などの冠動脈危険因子の有無で検討した. プラーク成分の割合は残存病変と比較して新規病変でfibro-fattyの割合が有意に高値であった(12.4±8.6%vs. 17.4±9.5%, p
ISSN:0586-4488