新潟県における高脂血症診療の実態調査
新潟県における高脂血症治療の実態を調査した. 無記名式のアンケート用紙を202施設300名の医師に配り, 128施設, 184名の医師(勤務医:102名, 開業医:82名)から回収した. 9割前後の医師が, 高血圧・虚血性心疾患・脳血管障害・糖尿病の患者にスクリーニングまたは定期検査として脂質検査を行っていた. 総コレステロール(TC)が高い場合, 勤務医の91.2%, 開業医の87.8%が原則的に治療していた. 治療開始基準値はTCで220-240mg/dl, LDL-Cで160mg/dlが最も多かった. 第一選択薬は, 勤務医の96.1%, 開業医の92.7%でHMG-CoA還元酵素阻害薬...
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Veröffentlicht in: | 心臓 1999-08, Vol.31 (8), p.577-583 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 新潟県における高脂血症治療の実態を調査した. 無記名式のアンケート用紙を202施設300名の医師に配り, 128施設, 184名の医師(勤務医:102名, 開業医:82名)から回収した. 9割前後の医師が, 高血圧・虚血性心疾患・脳血管障害・糖尿病の患者にスクリーニングまたは定期検査として脂質検査を行っていた. 総コレステロール(TC)が高い場合, 勤務医の91.2%, 開業医の87.8%が原則的に治療していた. 治療開始基準値はTCで220-240mg/dl, LDL-Cで160mg/dlが最も多かった. 第一選択薬は, 勤務医の96.1%, 開業医の92.7%でHMG-CoA還元酵素阻害薬だった. 一次予防を目的とする治療目標値はLDL-Cで130-160mg/dlが最も多く, 日本動脈硬化学会や米国コレステロール教育プログラムのガイドライン勧告値にほぼ一致した. 二次予防を目的とする治療目標値は130mg/dlが最も多く, 勧告値の100mg/dlより高かった. |
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ISSN: | 0586-4488 |