労作性狭心症患者に対する経皮的冠動脈形成術の成功は“生活の質”を改善させるか?

労作性狭心症患者に対するPTCA前後のQOLの変化について検討した. 対象はPTCA施行後, 追跡冠動脈造影で再狭窄を認めなかった労作性狭心症の65歳以下の男性87例(平均57±6歳)である. QOLの評価にはStraussら1)の身体および心理スコアーの2尺度で構成された質問表を用いた. PTCA前と追跡造影時のQOLスコアーを比較した. また, QOLの変化より改善群41例と非改善群46例に分類し, PTCA回数や残存狭窄枝などについて比較した. PTCAの平均施行回数は1.9±1.0回であった. 平均QOLスコアーは89±15から102±16に有意に改善していた(p...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:心臓 1999-02, Vol.31 (2), p.80-89
Hauptverfasser: 岸宏一, 日浅芳一, 原田慎史, 細川忍, 高橋健文, 加藤聡, 谷本雅人, 大谷龍治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:労作性狭心症患者に対するPTCA前後のQOLの変化について検討した. 対象はPTCA施行後, 追跡冠動脈造影で再狭窄を認めなかった労作性狭心症の65歳以下の男性87例(平均57±6歳)である. QOLの評価にはStraussら1)の身体および心理スコアーの2尺度で構成された質問表を用いた. PTCA前と追跡造影時のQOLスコアーを比較した. また, QOLの変化より改善群41例と非改善群46例に分類し, PTCA回数や残存狭窄枝などについて比較した. PTCAの平均施行回数は1.9±1.0回であった. 平均QOLスコアーは89±15から102±16に有意に改善していた(p
ISSN:0586-4488