1965 年 5 月 9 日の「黙祷」放送 ― ソ連における戦没者追悼行事の創造

プーチン政権の下でロシアの愛国ナショナリズムが強まる中、独ソ戦(ロシアでいうと ころの「大祖国戦争」)が新たな関心を集めている。革命記念日(11 月 7 日)の恒例行事 だった赤の広場の軍事パレードが戦勝記念日(5 月 9 日)に移ったことに象徴されるように、 ソ連時代の社会主義に代わる国家の統合理念として大祖国戦争の勝利が浮上しているから だ(1) 。その際、戦争そのものよりも、戦争をどう記述し記憶するかが問われているのが特徴 である(2) 。...

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Veröffentlicht in:Suravu kenkyū 2019 (66), p.191-204
1. Verfasser: Hanya, Shiro
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:プーチン政権の下でロシアの愛国ナショナリズムが強まる中、独ソ戦(ロシアでいうと ころの「大祖国戦争」)が新たな関心を集めている。革命記念日(11 月 7 日)の恒例行事 だった赤の広場の軍事パレードが戦勝記念日(5 月 9 日)に移ったことに象徴されるように、 ソ連時代の社会主義に代わる国家の統合理念として大祖国戦争の勝利が浮上しているから だ(1) 。その際、戦争そのものよりも、戦争をどう記述し記憶するかが問われているのが特徴 である(2) 。
ISSN:0562-6579