RT-LAMP法によるシソモザイク病の診断

シソモザイク病の病原ウイルスであるPMoVをRT-LAMP法により検出する技術を開発した。PMoVは日本国内に広く分布しており,塩基配列に基づいて主に2つのクレードを構成することが知られているが,各クレードに対応する2種類のFIPおよびBIPプライマーを混合することによって,供試した全てのPMoVを検出できた。また,注射針で罹病葉を突いて得た簡易な鋳型でも,92.3%の精度でPMoVを検出できた。さらに,電源が確保できない場所でも,自動車のバッテリーを利用してRT-LAMP反応を行うことでオンサイトでPMoVを検出できた。...

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Veröffentlicht in:Kansai Byōchūgai Kenkyūkaihō 2019/05/31, Vol.61, pp.31-35
Hauptverfasser: 鈴木, 良地, 堀川, 英則, 恒川, 健太, 久保田, 健嗣
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:シソモザイク病の病原ウイルスであるPMoVをRT-LAMP法により検出する技術を開発した。PMoVは日本国内に広く分布しており,塩基配列に基づいて主に2つのクレードを構成することが知られているが,各クレードに対応する2種類のFIPおよびBIPプライマーを混合することによって,供試した全てのPMoVを検出できた。また,注射針で罹病葉を突いて得た簡易な鋳型でも,92.3%の精度でPMoVを検出できた。さらに,電源が確保できない場所でも,自動車のバッテリーを利用してRT-LAMP反応を行うことでオンサイトでPMoVを検出できた。
ISSN:0387-1002
1883-6291
DOI:10.4165/kapps.61.31