ブルキナファソにおける石積み工と列状植栽工の複合技術
ブルキナファソ国の中央台地は起伏の緩やかな地形であるにもかかわらず,高強度の降雨や脆弱な土壌特性が原因となって激しい水食が生じている。当国における水食防止対策は長年にわたり実施されたが,その効果は一部にとどまり,期待された効果は十分に発揮されていない。加えて,一般的に貧困な小農ほど経済的な理由や労働力,時間の制約から水土保全施設の設置が困難な状況にある。農家の技術的かつ経済的な受容性に考慮した,より効果的な研究開発が求められている。本報では,土木的な水食防止対策である石積み工と営農的な水食防止対策である列状植栽工を対象に,長短所を補完し得るように組み合わせた複合技術の主要な利点などを紹介する。...
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Veröffentlicht in: | Suido no chi 2022, Vol.90(2), pp.91-96,a1 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ブルキナファソ国の中央台地は起伏の緩やかな地形であるにもかかわらず,高強度の降雨や脆弱な土壌特性が原因となって激しい水食が生じている。当国における水食防止対策は長年にわたり実施されたが,その効果は一部にとどまり,期待された効果は十分に発揮されていない。加えて,一般的に貧困な小農ほど経済的な理由や労働力,時間の制約から水土保全施設の設置が困難な状況にある。農家の技術的かつ経済的な受容性に考慮した,より効果的な研究開発が求められている。本報では,土木的な水食防止対策である石積み工と営農的な水食防止対策である列状植栽工を対象に,長短所を補完し得るように組み合わせた複合技術の主要な利点などを紹介する。 |
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ISSN: | 1882-2770 1884-7196 |
DOI: | 10.11408/jjsidre.90.2_91 |