新潟県における農業用ポンプの維持管理に関する実態調査

本報では,新潟県内の70土地改良区を対象にアンケートを実施し,農業用ポンプ設備の維持管理に関する実態調査を行った結果を報告する。なお,特定の3土地改良区について,さらに聞取り調査による詳細把握を試みた結果を報告する。その結果,全回答の約8割で大規模な点検整備を実施していた。そのほとんどは補助金の活用により実施していた。聞取り調査では,職員の設備に関する維持管理の技術力が,精度や効率に影響を与えることが明らかになった。これらから,さまざまな規模や実情を有する土地改良区が維持管理を効率的に行うには,組合員の負担を考慮しつつ,ICT等を活用した管理方法の構築や補助事業に関する議論が必要と考えられる。...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2021, Vol.89(9), pp.661-664,a1
Hauptverfasser: 小林, 和夫, 水島, 孝典, 岡本, 英樹, 星野, 健介, 鈴木, 哲也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本報では,新潟県内の70土地改良区を対象にアンケートを実施し,農業用ポンプ設備の維持管理に関する実態調査を行った結果を報告する。なお,特定の3土地改良区について,さらに聞取り調査による詳細把握を試みた結果を報告する。その結果,全回答の約8割で大規模な点検整備を実施していた。そのほとんどは補助金の活用により実施していた。聞取り調査では,職員の設備に関する維持管理の技術力が,精度や効率に影響を与えることが明らかになった。これらから,さまざまな規模や実情を有する土地改良区が維持管理を効率的に行うには,組合員の負担を考慮しつつ,ICT等を活用した管理方法の構築や補助事業に関する議論が必要と考えられる。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.89.9_661