大雪土地改良区における農村DXに向けた取組み

農業構造改革が全国に先駆けて進行している北海道では,農作業の省力化や土地改良施設の管理省力化のためのスマート農業やICT活用への関心が高まっている。旭川市の大雪土地改良区では,1990年代半ばからGISによる農地情報の整備を進め,土地改良区の業務の合理化を図るとともに,行政や農業関係機関と連携して農地情報の利活用を進めてきた。具体的には,農地集積計画の策定や人工衛星画像データを活用したコメのタンパクマップ作成,施設管理の合理化や低コスト化などを実現してきた。一方,情報の共有,共同利用のためには,行政機関における情報共有ルールの明確化や費用負担の合意形成など,解決すべき課題が存在している。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Suido no chi 2021, Vol.89(9), pp.653-656,a1
Hauptverfasser: 矢挽, 尚貴, 長岡, 範之, 佐々木, 辰善, 松尾, 秀人, 亀割, 敏之, 山本, 公彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:農業構造改革が全国に先駆けて進行している北海道では,農作業の省力化や土地改良施設の管理省力化のためのスマート農業やICT活用への関心が高まっている。旭川市の大雪土地改良区では,1990年代半ばからGISによる農地情報の整備を進め,土地改良区の業務の合理化を図るとともに,行政や農業関係機関と連携して農地情報の利活用を進めてきた。具体的には,農地集積計画の策定や人工衛星画像データを活用したコメのタンパクマップ作成,施設管理の合理化や低コスト化などを実現してきた。一方,情報の共有,共同利用のためには,行政機関における情報共有ルールの明確化や費用負担の合意形成など,解決すべき課題が存在している。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.89.9_653