農業水利施設を広域的に管理する主体の必要性と政策的課題

農業水利施設ストックの減耗傾向と農業予算上の制約のもと,地域レベルでの維持管理投資・更新投資・新規投資の費用合計を徹底的に平準化する必要がある。そのためには,これらの投資をめぐる意思決定を技術的かつ長期的観点から行いうる主体の存在が不可欠である。しかし,そのような意思決定を行いうる広域の管理主体が農業水利施設に関しては存在していない実情を踏まえて,本報では広域管理主体の必要性と,その創設のための政策的課題,さらに課題への対応に関する選択肢を提示した。...

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Veröffentlicht in:水土の知 : 農業農村工学会誌 : journal of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering 2021, Vol.89(9), pp.647-651,a1
Hauptverfasser: 荘林, 幹太郎, 木下, 幸雄, 岡島, 正明
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:農業水利施設ストックの減耗傾向と農業予算上の制約のもと,地域レベルでの維持管理投資・更新投資・新規投資の費用合計を徹底的に平準化する必要がある。そのためには,これらの投資をめぐる意思決定を技術的かつ長期的観点から行いうる主体の存在が不可欠である。しかし,そのような意思決定を行いうる広域の管理主体が農業水利施設に関しては存在していない実情を踏まえて,本報では広域管理主体の必要性と,その創設のための政策的課題,さらに課題への対応に関する選択肢を提示した。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.89.9_647