減圧及び高周波を用いた高付加価値乾燥材の少量多品種生産に関する研究
木材の人工乾燥における混載乾燥(異なる断面の同時乾燥)のモデル化を図るため,スギ柱角(心持ち)を対象として,乾燥効率に影響を与えると想定される4つの因子(乾燥方式,断面寸法,混載による影響,乾燥前の見かけの密度)をもとにモデル化を検討するとともに,混載乾燥モデルにおけるシミュレーションによって得られた仕上がり含水率の分布を実際の仕上がり含水率の分布と比較することでその有効性を検証した。その結果,乾燥方式,断面寸法,乾燥前の見かけの密度の3つの因子について仕上がり含水率に明確な差が見られたが,混載による仕上がり含水率への影響は非常に小さいことが分かった。また,蒸気式混載乾燥におけるシミュレーショ...
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Veröffentlicht in: | 高知県立森林技術センター研究報告 = Bulletin of Kochi Prefectural Forest Technology Center 2022-03 (44), p.17-26 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 木材の人工乾燥における混載乾燥(異なる断面の同時乾燥)のモデル化を図るため,スギ柱角(心持ち)を対象として,乾燥効率に影響を与えると想定される4つの因子(乾燥方式,断面寸法,混載による影響,乾燥前の見かけの密度)をもとにモデル化を検討するとともに,混載乾燥モデルにおけるシミュレーションによって得られた仕上がり含水率の分布を実際の仕上がり含水率の分布と比較することでその有効性を検証した。その結果,乾燥方式,断面寸法,乾燥前の見かけの密度の3つの因子について仕上がり含水率に明確な差が見られたが,混載による仕上がり含水率への影響は非常に小さいことが分かった。また,蒸気式混載乾燥におけるシミュレーションを行った結果,得られた予測値は,実際の仕上がり含水率を概ね再現できていることが確認されたが,一部に改良の余地が見られたため,さらなるデータの蓄積やモデルの改良を行う必要があることが分かった。 |
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ISSN: | 1348-6004 |