複数の安定同位体標識化合物を用いた残留農薬分析の内部品質管理について

残留農薬の多成分一斉分析において,分析結果の品質を保証するためには内部品質管理が必要である.今回,複数の安定同位体標識化合物をすべての分析対象試料に添加して分析結果の品質を管理する方法を検討した.その結果,従来の管理試料を用いた品質管理の方法と比較して,高い精度で分析結果の品質を管理することが可能であった.安定同位体標識化合物を用いた管理方法では,分析結果の品質を対象試料ごとに評価することが可能であり,内部品質管理において有効な手法となると考えられる....

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Veröffentlicht in:Shokuhin eiseigaku zasshi 2022/10/25, Vol.63(5), pp.163-168
Hauptverfasser: 深津, 浩佑, 土山, 智之, 谷口, 賢, 丹羽, 一将, 杉浦, 潤, 宮崎, 仁志
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:残留農薬の多成分一斉分析において,分析結果の品質を保証するためには内部品質管理が必要である.今回,複数の安定同位体標識化合物をすべての分析対象試料に添加して分析結果の品質を管理する方法を検討した.その結果,従来の管理試料を用いた品質管理の方法と比較して,高い精度で分析結果の品質を管理することが可能であった.安定同位体標識化合物を用いた管理方法では,分析結果の品質を対象試料ごとに評価することが可能であり,内部品質管理において有効な手法となると考えられる.
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.63.163