いもち病に強く多収性の加工用米水稲新品種‘宮崎52号’の育成
宮崎県総合農業試験場作物部で育成した水稲新品種‘宮崎52号’の主な特性は下記のとおりである。1.出穂期は‘コシヒカリ’より2日遅く,‘夏の笑み’より4日早い。成熟期は‘コシヒカリ’より4日遅く,‘夏の笑み’より6日早い“早生の中”に属する。2.‘コシヒカリ’‘夏の笑み’より稈長は短く,穂数はやや少なく,草型は“編穂数型”である。3.玄米収量は‘夏の笑み’よりやや少ないが,‘コシヒカリ’より多い。4.耐倒伏性は‘夏の笑み’と同程度の“強”である。5.いもち病圃場抵抗性遺伝子“Pi39”を持つと推定され,葉いもち圃場抵抗性,穂いもち圃場抵抗性ともに“強”である。...
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Veröffentlicht in: | 宮崎県総合農業試験場研究報告 = Bulletin of the Miyazaki Agricultural Experiment Station 2022-03 (53), p.43-59 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 宮崎県総合農業試験場作物部で育成した水稲新品種‘宮崎52号’の主な特性は下記のとおりである。1.出穂期は‘コシヒカリ’より2日遅く,‘夏の笑み’より4日早い。成熟期は‘コシヒカリ’より4日遅く,‘夏の笑み’より6日早い“早生の中”に属する。2.‘コシヒカリ’‘夏の笑み’より稈長は短く,穂数はやや少なく,草型は“編穂数型”である。3.玄米収量は‘夏の笑み’よりやや少ないが,‘コシヒカリ’より多い。4.耐倒伏性は‘夏の笑み’と同程度の“強”である。5.いもち病圃場抵抗性遺伝子“Pi39”を持つと推定され,葉いもち圃場抵抗性,穂いもち圃場抵抗性ともに“強”である。 |
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ISSN: | 0388-8339 |