オリーブ新品種「香オリ3号」および「香オリ5号」の品種判別法の確立

1. 従来のDNA抽出法に前処理工程を加えることで,少量のオリーブの新芽(頂芽,腋芽)から純度の高いDNAを安定して抽出する方法を確立した。2. 香川県育成品種「香オリ3号」「香オリ5号」,既存62品種および香川県育成124系統の計188品種・系統は,6種類のSSR(単純反復配列:Simple Sequence Repeat)マーカーにより124種類の多型に分類された。3. 香川県育成品種「香オリ3号」「香オリ5号」および国内で栽培されている主要4品種「Mission」「Lucca」「Manzanillo」「Nevadillo Blanco」の計6品種について効率的に判別する方法を検討した。そ...

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Veröffentlicht in:香川県農業試験場研究報告 2022-03 (73), p.1-13
Hauptverfasser: 植田, 早紀, 水谷, 亮介, 多田, 寿和子, 久保, 有司, 山下, 泰生, 田中, 利幸, 窪田, 健康, 森末, 文徳, 村上, 恭子
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:1. 従来のDNA抽出法に前処理工程を加えることで,少量のオリーブの新芽(頂芽,腋芽)から純度の高いDNAを安定して抽出する方法を確立した。2. 香川県育成品種「香オリ3号」「香オリ5号」,既存62品種および香川県育成124系統の計188品種・系統は,6種類のSSR(単純反復配列:Simple Sequence Repeat)マーカーにより124種類の多型に分類された。3. 香川県育成品種「香オリ3号」「香オリ5号」および国内で栽培されている主要4品種「Mission」「Lucca」「Manzanillo」「Nevadillo Blanco」の計6品種について効率的に判別する方法を検討した。その結果,アガロースゲル電気泳動を用いた場合,2.の6種類のうち2種類のマーカーGAPU071BおよびUDO99-024を用いて判別が可能であった。マイクロチップ電気泳動を用いた場合には,3種類のマーカーGAPU071B,UDO99-024およびUDO99-012を用いて判別が可能であった。
ISSN:0374-8804