ラオスにおける焼畑二次林の評価と地域資源管理

ラオスの焼畑民は,焼畑を行っている土地と焼畑を実施した後の休閑地(二次林)を資源として活用し,焼畑での作物生産と二次林での林産物採集,狩猟を組み合わせた生業を営んできた。これまでの焼畑二次林を対象とした林産物の研究は,特定の林産物に限るものが多く,林産物利用の実態を網羅的に調査した研究はなかった。本報では,ラオスの焼畑二次林を対象に実施した林産物の採集・利用実態と経済価値の解明および焼畑二次林の樹木データベースの作成に関する研究の概要を述べるとともに,研究成果の普及・利活用状況などを確認するために行われた追跡調査の結果を紹介しながら,地域資源としての焼畑二次林の持続的な利用に向けた提案を行う。...

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Veröffentlicht in:Suido no chi 2020, Vol.88(12), pp.1003-1006,a1
Hauptverfasser: 木村, 健一郎, 天野, 正博, 宇都木, 玄, 泉, 太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:ラオスの焼畑民は,焼畑を行っている土地と焼畑を実施した後の休閑地(二次林)を資源として活用し,焼畑での作物生産と二次林での林産物採集,狩猟を組み合わせた生業を営んできた。これまでの焼畑二次林を対象とした林産物の研究は,特定の林産物に限るものが多く,林産物利用の実態を網羅的に調査した研究はなかった。本報では,ラオスの焼畑二次林を対象に実施した林産物の採集・利用実態と経済価値の解明および焼畑二次林の樹木データベースの作成に関する研究の概要を述べるとともに,研究成果の普及・利活用状況などを確認するために行われた追跡調査の結果を紹介しながら,地域資源としての焼畑二次林の持続的な利用に向けた提案を行う。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre.88.12_1003