北海道のフリーストール1酪農場における定期削蹄記録に基づく牛趾皮膚炎Mステージ分類からの発生状況の解析
牛趾皮膚炎(DD)は再発を繰り返しやすく発生制御が難しい.本研究では北海道のフリーストール(FS)酪農場のホルスタイン種成乳牛126頭504肢を対象に定期削蹄記録からDDをMステージ分類し,DD発生状況の把握と発生予防対策を講じた.DD活動性病変(aDD)の有病割合を明らかにし目的変数を各Mステージ分類,説明変数を観察場所,産次数に加え2019年2月までの過去3回の削蹄に立会い記録した.結果,aDDの有病頭数は24.6%で初産牛を中心に構成されたFS牛群でaDDの高いオッズ比とaDD再発が示唆された.削蹄情報をMステージ分類により記録し解析した本研究は,牛群管理に有用な情報を提供し国内初の報告...
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Veröffentlicht in: | Nippon Juishikai zasshi 2021/11/20, Vol.74(11), pp.707-713 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 牛趾皮膚炎(DD)は再発を繰り返しやすく発生制御が難しい.本研究では北海道のフリーストール(FS)酪農場のホルスタイン種成乳牛126頭504肢を対象に定期削蹄記録からDDをMステージ分類し,DD発生状況の把握と発生予防対策を講じた.DD活動性病変(aDD)の有病割合を明らかにし目的変数を各Mステージ分類,説明変数を観察場所,産次数に加え2019年2月までの過去3回の削蹄に立会い記録した.結果,aDDの有病頭数は24.6%で初産牛を中心に構成されたFS牛群でaDDの高いオッズ比とaDD再発が示唆された.削蹄情報をMステージ分類により記録し解析した本研究は,牛群管理に有用な情報を提供し国内初の報告と考えられた. |
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ISSN: | 0446-6454 2186-0211 |
DOI: | 10.12935/jvma.74.707 |